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筋運動学の重要性
症状発現筋と関連筋の特定には筋運動学の知識が必要となります。
筋痛の発生機転のひとつである“筋短縮痛”と、“筋性疼痛緩和肢位”の概念は、臨床における視診・問診・検査による筋運動学的考察の信頼性を高めました。
筋臨床運動学は必ずしも筋肉・筋膜を対象にした手技療法だけに必要な知識ではありません。
関節モビライゼーションなど、他の手技療法を行う場合にも必ず必要となる概念です。
筋膜性疼痛症候群(MPS)は、画像診断・病理検査・血液検査など科学的に明らかな原因を証明できないことや、鑑別診断も確立されたものがないことなどから、現代医学では完全に取り残されています。
痛みの原因を骨や関節の異常と捉えている現代医学では、筋膜性疼痛症候群(MPS)も、それに対する手技療法の効果も信じていない医療関係者がほとんどであろうし、そもそも筋膜性疼痛症候群(MPS)について研究や教育する機関もほとんどないのでは、エビデンスが確立されるまで時間はかかるのは当然のことです。
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